眼科・脳神経外科 医学書専門書店 メディカルブックサービス

認知症診療のために知っておきたい法制度・法律問題

認知症診療のために知っておきたい法制度・法律問題

販売価格: 3,740円(税込)

数量:

商品詳細

認知症患者の暴力行為に対する法的な対応,認知症患者は遺言状を作成できるのか,病名告知の問題など,臨床の現場で直面する法律問題は多岐にわたる.本書では,長年認知症診療に関わってきた著者が,認知症診療に携わるなかで経験する可能性のある法制度・法律問題について丁寧に解説する.

【目次】

CHAPTER 1 成年後見制度・日常生活自立支援事業
 成年後見制度とは何か
 任意後見制度を理解する
 任意後見制度のメリットとデメリット
 成年後見制度を理解する
 認知症診療でなぜ成年後見制度が必要なのか
 わが国における成年後見制度の利用実態
 成年後見人等ができること,できないこと
 後見に審判されると不都合なことも多い
 金融機関における代理人制度
 成年後見監督人・成年後見制度支援信託
 成年後見人等による不正の状況
 成年後見の審判開始のための診断書作成を依頼されたときの対応
 診断書作成の手順と注意点

CHAPTER 2 身寄りがない人に対する医療および医療行為
 診療拒否に関する法的な問題
 2019年に通知された応招義務の新しい法的解釈
 身寄りがない人(認知症患者)が受診してくるケースとは
 成年後見制度を利用しているか否かを確認する
 医療機関は成年後見人であるかどうかを必ず確認する
 認知症に進展しかつ成年後見制度を利用している身寄りがない患者への対応
 認知症に進展しているが成年後見制度を利用していない身寄りがない患者への対応
 身寄りがない人が手術などを必要とする際,どう対応したらよいか
 身寄りがない人の埋葬などはどうしたらよいか

CHAPTER 3 家族信託
 家族信託とはなにか
 家族信託の仕組み
 家族信託と成年後見制度の違い
 認知症診療における家族信託の位置づけ
 家族信託のメリットとデメリット
 認知症診療で家族信託を勧める場合

CHAPTER 4 認知症と消費者被害
 最近の高齢者における消費者被害の実態
 消費者被害の実例
 クーリングオフ制度を利用する
 認知症患者で消費者被害を予防する実際の手立て
 訪問販売や悪徳商法に騙された後の患者への対応

CHAPTER 5 自立支援医療制度・精神障害者保健福祉手帳
 自立支援医療制度
 精神障害者保健福祉手帳

CHAPTER 6 犯罪行為(窃盗・万引き)
 わが国における高齢者犯罪の概観
 高齢者にみられる窃盗の特徴
 高齢者の万引きの類型について
 高齢者の万引きに対する予防策とその処遇

CHAPTER 7 認知症高齢者と虐待
 高齢者虐待の定義
 高齢者虐待の現況
 高齢者虐待における問題点・課題
 診察室で虐待を発見することは難しい!
 虐待が疑われる事例をみつけたときの対応
 虐待が疑われる認知症患者を診察したときの実際の対応

CHAPTER 8 認知症患者と身体拘束
 身体拘束の実態
 身体拘束を行ってもよい要件とは
 法的視点からみた身体拘束の是非
 身体拘束の違法性と妥当性
 病院・施設内での転倒や転落事故に対する法的責任
 臨床の現場で身体拘束を本当にゼロにできるのか

CHAPTER 9 道路交通法(運転免許)
 道路交通法の歴史的変遷
 取消しを受けた免許証の再取得は可能か
 交通(自動車)事故を起こした場合の法的責任
 通院患者が認知症であると判明しているときに医師はどう対応したらよいか
 診断書作成時の診断が誤っていたことが後に判明したときの医師の法的責任
 認知症患者を認知症ではないと診断した後に患者が事故を起こしたときの法的責任
 運転に関連する診断書作成の依頼を拒否したときの法的責任
 認知症患者が交通事故を起こしたとき,自動車保険の補償対象になるのか

CHAPTER 10 認知症と個人情報保護法(含カルテ開示)
 知っておきたいカルテ開示に関する知識
 医療の現場で個人情報保護法を濫用する医療機関が存在する
 医師が知っておくべき個人情報保護法
 診療情報の提供等に関する指針について
 認知症患者のカルテ開示を求められた場合
 カルテを改ざんしそのカルテを開示した場合

CHAPTER 11 遺言・相続に関わる係争
 わが国の医事関係訴訟の現況と特徴
 認知症と遺言能力
 遺産分割事件あるいは遺産紛争はどのくらいあるのか
 遺言状の種類と問題点
 遺言無効確認請求訴訟
 訴訟に関連して鑑定書,意見書の作成を依頼された場合
 成年後見の審判開始のための診断書作成を依頼された場合
 成年後見の審判開始のための診断書作成を断ることはできるか
 家族によるカルテ開示を求められた際の対応

CHAPTER 12 末期ならびに終末期医療をめぐる法的問題
 リビングウィルと事前指示書はどう違うのか
 認知症が進行し経口摂取が不可能になったときの栄養の選択をどう考えるか
 誤嚥あるいは窒息事故が起きた際の法的問題

CHAPTER 13 認知症診療における病名告知の法的問題
 病名告知に関する法的根拠
 説明義務が免除される場合
 現場における病名告知の困難さ
 病名告知をする際の責任の重さ
 実際の現場での病名告知の実態
 病名を告知しなくても認知症診療では支障にならないこともある

CHAPTER 14 法律問題に関するQ&A
 Q1 医師と患者との法的関係はどう解釈されるのでしょうか
 Q2 医療行為における医師の行政処分について教えてください
 Q3 医療訴訟における診療ガイドラインの法的意味づけはどうなっているのでしょうか
 Q4 訪問診療を行っている認知症患者が在宅で死亡したときには,
    死亡診断書あるいは死体検案書のどちらでしょうか
 Q5 進行した認知症患者が精神科に入院するときの手続きを教えてください
 Q6 アルツハイマー型認知症で症状が進行したとき,身体障害者手帳を取得することができますか
 Q7 未認可の認知症治療(ある種のサプリメントなど)を行っている医療機関への
    紹介希望に対して紹介義務はあるのでしょうか
 Q8 認知症診療でインスリンを家族に注射させることが可能な法的根拠はあるのですか
 Q9 日本語の通じない外国人が認知症の判断を求め受診してきました.この場合,診療を断ることができますか
 Q10 医療の領域での個人情報を保護する法律にはどのようなものがあるのですか
 Q11 患者の情報を他人にうっかり話してしまった場合,罪になりますか
 Q12 認知症患者が受診を拒否し家族のみの通院によって処方をしているが違法でしょうか
 Q13 家族に頼まれて認知症患者の診断書に事実と異なる記載をしたときの罪状はどのようになりますか
 Q14 医師が民事責任を問われる場合としてはどのようなものがありますか
 Q15 認知症診療で訴訟を起こす場合,本人以外に誰が原告になることができるのか
 Q16 チーム医療における責任あるいは説明義務は誰にあるのか
 Q17 成年後見制度と家族信託を併用することはできますか
 Q18 認知症との病名告知に法的位置づけはあるのでしょうか
 Q19 家族が認知症患者に代わり介護サービス契約を結ぶことは合法なのか
 Q20 息子が認知症に罹患している母親の預貯金を無断で引き出し
    自分たち夫婦の生活費に当て患者の面倒をみないのですが,どう対応したらよいでしょうか
 Q21 運転免許に関連した診断書作成を依頼されたとき自身で作成しなければなりませんか
 Q22 認知症患者が自動車事故を起こしたときの責任はどうなるのでしょうか
 Q23 認知症患者から医療行為について同意を得る際の法的問題を教えてください
 Q24 手術同意書の法的な位置づけを教えてください.これで一切の免責になるのでしょうか
 Q25 認知症が進行し判断能力がないと判断される患者が手術を必要としていますが,
    手術の同意はどうしたらよいでしょうか
 Q26 認知症患者が徘徊によって他人の所有物を壊した場合,その責任は誰が負うのか
 Q27 認知症患者の暴力行為に対する法的な対応は
 Q28 病院内で認知症患者になんらかのけがを負わせた場合の法的責任はどうなっているのでしょうか
 Q29 介護施設で入所認知症患者にけがを負わせた場合,介護施設はどのような責任を負うのでしょうか
 Q30 入院している認知症患者が他の入院患者にけがを負わせた場合の法的責任はどうなりますか
 Q31 介護拒否をする患者が病院内で転倒しけがを負った際の法的責任はどうなりますか
 Q32 病院あるいは施設から無断外出し患者が事故に巻き込まれたときの法的責任はどうなりますか
 Q33 入院前から転倒の既往が頻繁な患者が入院中に転倒しけがをしたときの責任はどうなりますか
 Q34 認知症患者が病院あるいは介護施設の窓から転落しけがや死亡した場合の法的責任はどうなりますか
 Q35 認知症患者が万引きを行った結果,警察から状況の照会があったときの対応はどうしたらよいでしょうか
 Q36 窃盗を行った認知症患者の弁護士から患者の病歴照会があった場合の対応について教えてください
 Q37 認知症患者が行方不明になり長期間生存の可否が不明です.
    残された家族は患者の死亡をどのように取り扱ったらよいのでしょうか
 Q38 認知症患者は遺言状を作成できますか,その遺言状は有効ですか


参考書籍
索 引

商品詳細

著者 川畑信也
出版社 中外医学社
発刊年 2020年11月
ISBN 978-4-498-32860-0
弊社の在庫管理につきまして、online shopと学会販売用を兼ねて管理しております。 そのため、ご注文時に学会展示販売が重なった場合、一時的に在庫切れとなることがありますが、どうかご了承くださいませ。 在庫がなくなった際には、可能な限り迅速に補充するよう努めてまいります。よろしくお願いいたします。

Facebookコメント