PNES(心因性非てんかん発作)臨床講義
販売価格: 3,960円(税込)
商品詳細
自分のなかの陰性感情は大丈夫なのか
PNESの診療ではそれが問われます
日本におけるてんかん診療の第一人者・兼本浩祐 先生(愛知医科大学名誉教授)によるPNES臨床講義が開講! 臨床現場でしばしば問題となる心因性非てんかん発作(PNES)への対応について,医療の視点だけに留まらず,多彩な臨床知が生き生きと語られる.講義は全4回で構成され,「総論」「診断」「治療(環境調整)」「治療(精神療法)」についてかなり踏み込んだものとなっているが,『ハイライト』『註釈』『解説』などの補足説明も充実し,初学者でも安心して読み進められる.
《目 次》
1限目 PNESとは何か
PNESとはどのような病気か
クレッチマー型から考える
PNESの疫学について整理しよう
診療の問題点を考える
1.心因性非てんかん発作(PNES)はどのような病気なのか
1−1.PNESは転換性障害と解離性障害の中間あるいは合併という病態が基本
1−2.PNESには様々な医師が診察する機会がある
1−3.PNESの複雑さ(難しさ)に困っている医療者は少なくない
1−4.PNESは多種多様な病態・グループから成る
2限目 PNESの診断
ガイドラインについて
PNESを疑う病歴はどのようなものか
てんかんとPNESを鑑別する―発作の症候学
長時間ビデオ脳波について
PNESの診療で問われること
2.PNESの診断
2−1.問診
2−2.長時間ビデオ脳波検査
2−3.経過観察
3限目 PNESの治療:環境調整
「満ち足りた無関心」
心理的なアセスメント
診断告知のポイント
救急時の対応のポイント
環境調整について
3.PNESの治療:環境調整
3−1.La belle indifférence(満ち足りた無関心・美しき無関心)について
3−2.心理検査
3−3.PNESの診断告知・病状説明
3−4.PNESの発作時の対応について(「発作に対応する周囲の人が 無理をしない」と「本人の安全」のバランス)
3−5.環境調整
4限目 PNESの治療:精神療
PNESに対する認知行動療法(CBT)
病理が重い人への支援・介入
PNESの臨床を広げるために
PNESの治療のゴールとは
4.PNESの治療:精神療法
4−1.PNESに対する認知行動療法(CBT)
4−2.精神医学的視点に基づいた,CBT以外の支援・介入
4−3.本邦で実践可能な,これからのPNES治療のあり方
4−4.PNES治療のゴール
索引
商品詳細
著者 | 谷口豪 著 / 兼本浩祐 著 |
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出版社 | 中外医学社 |
発刊年 | 2023年11月 |
ISBN | 978-4-498-22954-9 |
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