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見過ごせない流涙症 眼科医と耳鼻咽喉科医の視点【Monthly Book OCULISTA 148】

見過ごせない流涙症 眼科医と耳鼻咽喉科医の視点【Monthly Book OCULISTA 148】

販売価格: 3,300(税込)

商品詳細

慢性涙囊炎,涙小管炎の特徴と治療石川  聖
慢性涙囊炎,涙小管炎ともに流涙症の原因となるが,治療しないと角膜潰瘍や角膜穿孔の原因となることがあるため,放置せず積極的に治療することが大事である.
急性涙囊炎
鎌尾 知行
急性涙囊炎は涙道閉塞や涙道結石を背景に起こる.診断は容易で治療により速やかに改善することが多いが,重篤な転帰に至ることも稀にあるので注意が必要な疾患である.
涙道損傷(涙小管断裂,鼻涙管損傷)森田 耕輔
外傷に伴う流涙症には涙小管断裂のほか,顔面骨骨折による鼻涙管閉塞や骨折の整復に用いられる医療材料による医原性の涙道損傷も存在する.
涙道腫瘍を疑う視点と検査アプローチ田邉 美香
涙道腫瘍は流涙症の原因の1つで,半数以上が悪性である.涙囊部腫瘤があるが通水可能な場合や片側性鼻涙管閉塞では腫瘍を疑い,専門施設への紹介を検討すべきである.
末梢性顔面神経麻痺の臨床寺岡 正人
顔面神経麻痺は流涙や兎眼など様々な眼症状を伴うことがあり,耳鼻咽喉科医の視点から臨床におけるポイントを解説する.
涙道を中心とした鼻副鼻腔解剖と内視鏡手術について大櫛 哲史
副鼻腔炎に対する内視鏡下鼻内副鼻腔手術(endoscopic endonasal sinus surgery:ESS)の歴史的な流れ,鼻副鼻腔の解剖およびESSの基本的なコンセプトについて紹介する.
鼻中隔弯曲症,中鼻甲介蜂巣の解剖学的特徴と手術手技本岡 太心
鼻中隔弯曲症と中鼻甲介蜂巣がDCR鼻内法に与える影響に焦点を当て,術前CT評価の重要性と手術手技の工夫について詳述する.
慢性涙囊炎をきたす鼻副鼻腔炎症性疾患竹林 宏記
慢性涙囊炎で,E-DCRを行う場合は,しっかりした問診とCTなどの画像診断が必須である.内科でサルコイドーシスや多発血管炎性肉芽腫,IgG4関連疾患などを治療している場合や,画像上,下鼻道の閉塞を認めた場合は,耳鼻咽喉科へのコンサルトが必要である.
好酸球性鼻副鼻腔炎の基本知識青石 邦秀
好酸球性鼻副鼻腔炎の病態や診断,治療の注意点,特に生物学的製剤などについて,耳鼻咽喉科医の立場から解説する.
鼻副鼻腔腫瘍の診療に関する基本的知識高橋  辰
鼻副鼻腔には多彩な腫瘍が発生する.本稿ではその特徴を示すとともに,流涙症を診る眼科医が知っておくべき症状や所見,診断の進め方について解説する.

商品詳細

著者 鎌尾知行
出版社 全日本病院出版会
発刊年 2025年07月
ISBN 978-4-86519-148-6
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