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眼科検査機器はこう使う!<増大号>(MB Oculista No.132)

眼科検査機器はこう使う!<増大号>(MB Oculista No.132)

販売価格: 5,500円(税込)

商品詳細

この一冊で機器の使い方をマスター!
8つに細分化して項目立てされた本特集は様々な疾患における診断や評価、検査方法などを詳説!
豊富な図写真でわかりやすく、エキスパート達の最新知見も盛り込まれており、日常診療に役立つ眼科医必携の増大号特集です。

《目次》

I.視機能検査 
 視機能検査長谷川優実
 視力検査では日常視のすべてを評価することはできない.日常視を評価する方法として,全距離視力,実用視力,コントラスト感度検査などがある.
 II.屈折・光学検査 
 高次収差(波面センサー)渕端  睦
 波面センサーは角膜の収差と眼球全体の収差を同時に測定し,眼球の光学的特性を評価する装置であり,患者のQOV向上のため,眼科診療において大きな役割を担う.
 III.視野検査 
 ハンフリー静的視野検査野本 裕貴
 ハンフリー自動静的視野計で,検査での各測定方法の違いと特徴と,得られた検査結果の評価について解説を行う.
 IV.眼軸長測定検査 
 白内障手術のための光学式眼軸長測定装置森  洋斉
 最近の光学式眼軸長測定装置は,SS-OCT方式により測定可能率および精度が高い.また,区分屈折率による眼軸長測定や角膜後面形状を評価できるデバイスも登場している.
 近視進行管理に必須な光学式眼軸長測定装置二宮さゆり
 子どもの眼軸長を経時的にモニターすることは,急速な近視進行を示す症例の早期検出と治療介入につながる.近視管理において,眼軸長測定が近視由来の重症疾患予防に果たす役割は大きい.
 V.広角眼底撮影 
 外科的病態石田 友香
 広角眼底写真は,裂孔原性網膜剝離の術前評価,術後評価に有用である.また,糖尿病網膜症においてもその病期評価に有用である.
 内科的病態慶野  博
 内科的病態の代表的な疾患であるぶどう膜炎や眼内悪性リンパ腫の診断,治療効果の評価において広角眼底画像の有用性が報告されている.広角撮影で得られた各種画像を組み合わせたマルチモーダルイメージングの活用は眼底病変の病態理解につながる.
 VI.前眼部OCT 
 角膜診療
荻野麟太郎ほか
 前眼部診療では前眼部OCTが登場し,さらに近年,解像度や解析プログラム開発が進んできて,診療戦略を大きく変化した.特に「角膜の構造の評価」「角膜混濁の定量」「角膜不正乱視の定量」において有用である.
 白内障手術二宮 欣彦
 前眼部OCTは術前の角膜形状解析,病態の診断,プレミアムIOLの適応判断,IOL度数計算,トーリック計算に有用で,トータル解析は網羅的な前眼部診療を可能にする.
 ICL手術のレンズサイズ決定における前眼部OCTの活用西田 知也ほか
 ICLのレンズサイズはvaultのみではなく術後隅角も考慮して決定するべきと考え,前眼部OCTを用いてICL術後隅角予測式(post-TIA)を作成した.
 緑内障(隅角)坂田  礼
 前眼部OCTによる強膜岬の同定精度が高まり,隅角のスクリーニング検査も信頼できる結果が得られるようになった.隅角鏡検査と合わせて,病態の把握に活用していきたい.
 緑内障(手術)森川 翔平ほか
 前眼部OCTは細隙灯顕微鏡では捉えきれない所見を客観的に評価でき,インプラント手術をはじめとした緑内障手術において,特に術後の診察に有用である.
 VII.OCT 
 
緑内障
赤木 忠道
 緑内障の診断・進行判定にOCTは有用であり,特に前視野緑内障や初期緑内障症例ではOCTによる評価は不可欠である.
 黄斑上膜,黄斑円孔,分層黄斑円孔塩出 雄亮
 本稿ではOCT所見に基づいて,黄斑上膜,黄斑円孔,分層黄斑円孔の診断,分類,手術適応について解説する.
 Age related macular degeneration(加齢黄斑変性)藤本 聡子
 加齢黄斑変性の病型につきOCT所見から知識の整理を行い,最後にmacular neovascularizationという新たな概念について述べる.
 網膜循環中条慎一郎ほか
 網膜循環に関する代表的疾患(糖尿病網膜症,網膜静脈分枝閉塞症,網膜中心静脈閉塞症)に対しOCT所見をベースにして虚血や黄斑浮腫について述べていく.
 病的近視高橋 洋如ほか
 病的近視の合併症である黄斑部血管新生のOCTアンギオグラフィーや,牽引黄斑症の広角撮影は,診断に加えて,治療方法の計画においても有用である.
 OCTアンギオグラフィー坪井孝太郎
 OCT angiography(OCTA)は,網膜の血流を非侵襲的に三次元的に評価し,網膜循環疾患の診断に革新をもたらす可能性を秘めた画像診断技術である.
 VIII.疾患別検査 
 ドライアイの検査高  静花
 ドライアイの病態に即した各種検査機器とそのデータ,またドライアイ単独の病態認識だけでなく白内障・屈折矯正手術における術前眼表面評価の重要性について解説する.
 円錐角膜,診断・治療のための検査吉田 絢子
 円錐角膜の早期発見および進行判定に必要な検査について,診断・治療の流れや考え方に沿って前眼部OCTを中心に解説する.

商品詳細

著者 二宮欣彦
出版社 全日本病院出版会
発刊年 2024年03月
ISBN 978-4-86519-132-5
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