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コウノメソッド流 臨床認知症学 第2版

コウノメソッド流 臨床認知症学 第2版

販売価格: 8,800円(税込)

商品詳細

● 年間1,400名以上の新患を診ている著者が考案した認知症治療体系が「コウノメソッド」です。
● 認知症の各病型を、アセチルコリン欠乏病、歩行系ドパミン・アセチルコリン欠乏病、ドパミン過剰病、歩行系ドパミン欠乏・精神系ドパミン過剰病、小脳疾患、treatable dementia、長寿系認知症、神経連絡不全病、認知症の原因となるその他の疾患、ノルアドレナリン・ドパミン欠乏病、セロトニン欠乏病と、独自の分類で体系的に解説。
● 認知症と紛らわしい発達障害、側頭葉てんかん、タウオパチーもトータルに診られるよう、解説を充実させました。
● 著者の豊富な診療経験からたどり着いた「診断チャート」「経過チャート」等(巻末付録)付き。
● コウノメソッド実践医一覧付き。

【目次】

I:総論
01 医師,患者・家族の「認知症」に対する認識
 1.医師の認識─認知症病型鑑別の歴史
 2.患者・家族の認識
 3.認知症の分類
 4.認知症診療の場─開業保険医の出番
02 発症から初診,診断における考え方
 1.認知加齢と認知症
 2.認知症の早期発見・早期治療
 3.鑑別診断までの過程
 4.病理診断と臨床診断の違い
 5.臨床に則した患者分類
 6.患者を不幸にしないための考え方
 7.臨床経過
03 治療総論
 1.コウノメソッドの基本的な考え方
 2.中核薬
 3.抑制系薬剤
 4.興奮系・覚醒系薬剤
 5.健康補助食品

II:各論
01 アセチルコリン欠乏病
 1.アルツハイマー型認知症
02 歩行系ドパミン・アセチルコリン欠乏病
 1.パーキンソン病
 2.レビー小体型認知症
 3.高齢者の幻視・妄想,うつ状態
03 ドパミン過剰病
 1.意味性認知症
 2.進行性非流暢性失語
 3-1.行動障害型前頭側頭型認知症(bvFTD)
 3-2.FTD-MNDタイプ
 3-3.FTD-FLDタイプ
 4.認知症責任疾患の合併
 5.家族性前頭側頭型認知症
 6.高齢者の前頭側頭葉変性症
 7.前頭側頭型認知症(FTD)に鑑別を要する疾患
 8.前頭側頭葉変性症へのパーキンソン病治療薬の使用
04 歩行系ドパミン欠乏・精神系ドパミン過剰病
 1.レビー・ピック複合(LPC)
 2.大脳皮質基底核変性症
 3.進行性核上性麻痺
05 小脳疾患
 1.小脳と認知症
 2.多系統萎縮症
 3.筋強直性ジストロフィー
06 treatable dementia
 1.硬膜下血腫・水腫
 2.正常圧水頭症
 3.甲状腺機能低下症
 4.ビタミンB1欠乏症(ウェルニッケ脳症)
 5.ビタミンB12欠乏症
 6.葉酸欠乏症
 7.脳腫瘍
 8.低酸素脳症
 9.側頭葉てんかん
 10.アルコール性認知症
07 長寿系認知症
 1.高齢者の大脳
 2.石灰化を伴うびまん性神経原線維変化病
 3.神経原線維変化型老年期認知症
 4.嗜銀顆粒性認知症
 5.糖尿病性認知症
08 神経連絡不全病
 1.脳血管性認知症
 2.脳血管性認知症と誤診されやすい症例
09 認知症の原因となるその他の疾患
 1.ハンチントン舞踏病
 2.クロイツフェルト・ヤコブ病
 3.多発性硬化症
10 ノルアドレナリン・ドパミン欠乏病
 1.大人の発達障害
 2.注意欠陥・多動性障害の診断
 3.発達障害の併存
 4.認知症に発達障害が併存する
11 セロトニン欠乏病
 1.レビー小体型認知症の精神病背景
 2.海馬萎縮が強い超高齢者への考察
 3.三環系抗うつ薬を使うとき

III:外来での工夫(実践編)
01 外来診療の流れ
 1.もの忘れを主訴とする初診患者の鑑別
 2.診断チャートの使い方
 3.経過チャートの使い方
02 外来診療の工夫と要点.
 1.患者の来院まで
 2.診察室への入室
 3.ルーチン検査
 4.診断における要点
 5.治療における要点


コウノメソッド実践医一覧(都道府県別医師名50音順)
索引
改訂版あとがき
補遺『ドクターコウノの認知症動画』

巻末付録
1-1.診断チャート
1-2.経過チャート
2-1.改訂長谷川式スケール(河野改変版)
2-2.ピックスコア2015
2-3.レビースコア
2-4.バランス8
3.病状説明書
4.CT画像での大脳萎縮度(各年代における健常コントロール)
5.コウノメソッド推奨薬剤一覧

column
認知症診療はプライマリケア医の仕事
脊柱管狭窄症と閉塞性動脈硬化症の見つけ方
整形外科医も認知症を診察する時代へ
BPSDという概念に含まれるあいまいさ
認知症の診断に高額な費用は不要
精神腫瘍科とコウノメソッドに共通した処方理論
アルツハイマー型認知症に対する抗精神病薬投与について
悪性症候群について
医療機関におけるサプリメントの販売に関する公的見解
錐体外路症状とパーキンソニズム
左利きの優位半球は右である
薬価の低い薬にも正当な評価を
精神疾患-認知症スペクトラム
グルタチオンが小脳失調に効果を示す理由
グルタチオンが奏効した小脳出血による歩行障害
胃瘻造設についての考え方
脳挫傷は変性性認知症のきっかけになるか
頭部外傷とパーキンソン病
おしゃれなよだれかけ

商品詳細

著者 河野和彦(名古屋フォレストクリニック院長)
出版社 日本医事新報社
発刊年 2021年06月
ISBN 978-4-7849-4369-2
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