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All About 原発閉塞隅角緑内障 [眼科臨床エキスパート]

All About 原発閉塞隅角緑内障 [眼科臨床エキスパート]

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商品詳細

原発閉塞隅角緑内障診療の「最前線」を網羅した、待望のスタンダードテキスト
眼科診療のエキスパートを目指すための好評シリーズの1冊。失明に至るリスクの高い病型である原発閉塞隅角緑内障について、疫学・病態研究の最新知識から 実地診療の最前線までを網羅した。近年の病態理解の進歩や、新世代の画像診断、緑内障眼への白内障手術の適応・手技など、最新トピックスも多く掲載。第一 線で活躍する執筆陣が、エキスパートならではの経験、洞察、哲学を存分に披露した、待望の最新スタンダードテキスト。

第1章 総説
 原発閉塞隅角緑内障の診療概論と疫学
   A 原発閉塞隅角緑内障の診療概論
   I.原発閉塞隅角緑内障の管理と目標
   II.原発閉塞隅角緑内障(+原発閉塞隅角緑内障疑い)の治療
   III.原発閉塞隅角緑内障予備群への対応
   IV.緑内障診療ガイドラインと原発閉塞隅角緑内障の治療
   V.原発閉塞隅角症・原発閉塞隅角緑内障の検査と診断
   VI.実際の臨床現場での原発閉塞隅角緑内障
     (原発閉塞隅角症疑い,原発閉塞隅角症)患者への対応
   B 原発閉塞隅角緑内障の疫学
   I.原発閉塞隅角緑内障
   II.疫学調査における原発閉塞隅角緑内障の診断
   III.原発閉塞隅角緑内障の有病率,発症年齢,性差,国際比較
   IV.原発閉塞隅角緑内障の予備群と有病率
   V.久米島スタディで明らかとなった原発閉塞隅角緑内障疑いの存在
   VI.急性原発閉塞隅角緑内障,急性原発閉塞隅角症
   VII.原発閉塞隅角緑内障の参加者の治療歴・通院歴
   VIII.原発閉塞隅角緑内障と失明,失明リスク
   IX.原発閉塞隅角眼(緑内障)の患者背景と危険因子

第2章 疫学と基礎
 I 原発閉塞隅角緑内障の分類と考え方
  A 緑内障診療ガイドラインの分類
   I.緑内障の分類における原発閉塞隅角緑内障とその定義
   II.原発閉塞隅角緑内障の分類-初版からの変遷
   III.原発閉塞隅角緑内障の分類-ガイドライン第3版での3種類の分類
  B 原発閉塞隅角症と原発閉塞隅角緑内障
   I.原発閉塞隅角緑内障の診断基準-ISGEO分類(Foster分類)とAIGS分類
   II.発症速度による考え方-意外に多いundiagnosed PACG
   III.隅角検査による隅角閉塞の考え方
     -器質的隅角閉塞と非器質的(機能的)隅角閉塞
   IV.画像検査による隅角閉塞の考え方-iridotrabecular contact(ITC)
   V.周辺虹彩前癒着(PAS)の考え方-原発閉塞隅角症定義のグレーゾーン
   VI.原発閉塞隅角緑内障の発症機序の考え方-少ない自然経過の報告から
   VII.原発閉塞隅角症・原発閉塞隅角緑内障の考え方-今後の展望
 II 原発閉塞隅角の病態
  A 瞳孔ブロック
   I.瞳孔ブロックとは
   II.瞳孔ブロックの診断
   III.隅角閉塞における瞳孔ブロック機序の意義
   IV.瞳孔ブロックへの対応
  B プラトー虹彩
   I.プラトー虹彩の特徴
   II.プラトー虹彩の検出法
   III.プラトー虹彩の診断
   IV.プラトー虹彩の対策
  C 水晶体の関与
   I.原発閉塞隅角発症機序における水晶体因子
   II.水晶体因子の検出
   III.前眼部OCTによる水晶体因子解析
   IV.閉塞隅角に対する治療における水晶体因子
  D 毛様体・脈絡膜の関与
   I.原発閉塞隅角の発症機序としての毛様体
   II.原発・続発に共通する隅角閉塞機序
   III.悪性緑内障と毛様体脈絡膜剥離
   IV.悪性緑内障と原発閉塞隅角緑内障
   V.毛様体脈絡膜剥離の病態
   VI.原発閉塞隅角眼における毛様体脈絡膜剥離
   VII.原発閉塞隅角眼における毛様体脈絡膜剥離の特徴
   VIII.毛様体脈絡膜剥離と原発閉塞隅角の発症機序
   IX.毛様体脈絡膜剥離と原発閉塞隅角の治療
   X.脈絡膜膨張と原発閉塞隅角
  Topics
   UBMと前眼部OCT画像で知る原発閉塞隅角の機序
   脈絡膜と隅角閉塞-次世代OCTによる観察
  E 混合型緑内障と残余緑内障
   I.混合型緑内障とは
   II.混合型緑内障の定義とその問題点
   III.混合型緑内障と残余緑内障の診断
   IV.実際の診療での注意点
  Topics
   原発閉塞隅角緑内障の分子遺伝学
 III 原発閉塞隅角緑内障の基礎研究
   I.隅角が円周方向にどの程度閉塞すると眼圧上昇が起こり始めるか?
   II.隅角閉塞が前方向にどの程度までだと房水流出障害が起こらないか?
   III.隅角閉塞が前方向にどの程度に進展すると房水流出障害が起こるのか?
   IV.なぜ白内障手術などで隅角が開放されても
     眼圧が正常化しない症例があるのか?
   V.線維柱帯・虹彩間の接触またはPASが同程度なのに
     なぜ眼圧上昇には個体差があるのか?
   VI.基礎的疑問:隅角における不可逆的変化とは
     具体的にはどのような変化なのか?
   VII.難治緑内障を予防するためにはどうしたらよいか

第3章 原発閉塞隅角緑内障の診断
 I 眼圧測定の注意点
   I.眼圧測定の確度と精度
   II.圧平眼圧測定とImbert-Fickの法則
   III.Goldmann圧平眼圧計測定のジレンマ
   IV.ディスポーザブルチップ
   V.閉塞隅角緑内障患者の眼圧変動
 II 急性原発閉塞隅角緑内障の症状と所見
   I.症状
   II.前眼部所見
   III.瞳孔ブロック
   IV.経過
  Topics
   UBMで観察する毛様体の影響
 III 正しいvan Herick法とその臨床応用,注意点
   I.正しいvan Herick法
   II.van Herick法の注意点
   III.van Herick法の臨床応用
 IV 隅角鏡検査の基本と応用,その変法
   I.隅角の構造
   II.開放隅角眼での隅角鏡検査のポイント
   III.閉塞隅角眼での隅角鏡検査のポイント
  Topics
   Scheimpflugカメラ
   前眼部光干渉断層計
   走査式周辺前房深度計
   前眼部写真撮影
 V 負荷試験の有用性と限界
   I.負荷試験とは?
   II.負荷試験の原理
   III.負荷試験の方法と注意点
   IV.負荷試験の比較と問題点
   V.負荷試験の有用性
   VI.急性原発閉塞隅角症の発症予測と負荷試験
   VII.暗室うつむき試験の結果
   VIII.負荷試験の結果の考え方
 VI 視野検査における特徴
   I.原発閉塞隅角緑内障における視野障害の多彩さ
   II.原発閉塞隅角緑内障における視野障害パターン
   III.原発閉塞隅角緑内障における視野進行の危険因子

第4章 原発閉塞隅角緑内障に対する治療
 I 原発閉塞隅角緑内障の治療概論
   I.原発閉塞隅角緑内障治療の考え方
   II.薬物療法
   III.レーザー療法
   IV.手術療法
   V.治療概論
 II 薬物療法-急性期と急性期脱出後の治療指針
   I.急性原発閉塞隅角症,急性原発閉塞隅角緑内障
   II.慢性原発閉塞隅角症,慢性原発閉塞隅角緑内障
 III レーザー療法
  A レーザー虹彩切開術の適応と手技,成績
   I.適応
   II.手術手技
   III.成績
   IV.合併症と対策
  B レーザー隅角形成術
   I.適応
   II.禁忌
   III.手術手技
   IV.合併症
   V.術後の経過観察
 IV 隅角癒着解離術
  A 手術テクニックと手術用隅角鏡,粘弾性物質
   I.手術器具
   II.粘弾性物質
   III.手術手技
   IV.白内障手術の併施について
   V.術中合併症と対策
   VI.術後管理
  B 手術適応と成績,予後要因
   I.隅角癒着解離術の手術適応
   II.水晶体再建術併用隅角癒着解離術の適応
   III.隅角癒着解離術の成績
   IV.隅角癒着解離術の予後要因
 V 流出路再建手術-トラベクロトミーと類縁手術
   I.閉塞隅角の機序と流出路再建手術の位置づけ
   II.原発閉塞隅角症,原発閉塞隅角緑内障の病態
   III.原発閉塞隅角緑内障での房水流出路の機能変化
   IV.トラベクロトミー
   V.新しい流出路再建手術
 VI トラベクレクトミー
  A 手術テクニックのコツと落とし穴
   I.原発閉塞隅角症・原発閉塞隅角緑内障に対するトラベクレクトミー
   II.人工水晶体眼に対する手術
   III.無水晶体眼に対する手術
   VI.有水晶体眼での水晶体再建術との同時手術
   V.術後管理・注意事項
  B 手術適応と成績,予後要因
   I.原発閉塞隅角緑内障にトラベクレクトミーがなぜ必要か?
   II.トラベクレクトミーは有効か?
   III.トラベクレクトミーの予後
   IV.トラベクレクトミー単独,水晶体再建術単独,同時手術の使い分け
  Topics
   原発閉塞隅角緑内障に対するチューブシャント手術

第5章 緑内障眼における白内障手術
 I 原発閉塞隅角症・原発閉塞隅角緑内障に対する白内障手術
   I.原発閉塞隅角症・原発閉塞隅角緑内障に対する白内障手術の意義
   II.適応
   III.術前管理
   IV.手術手技
   V.術後管理
   VI.合併症と対策
   VII.術後成績
  Topics
   水疱性角膜症-レーザー虹彩切開術と水晶体摘出の功罪
 II 浅前房眼の白内障手術における注意点
  A 毛様小帯の脆弱性,高硝子体圧,眼窩
   I.毛様小帯の脆弱性
   II.高硝子体圧
   III.眼窩:小瞼裂
  B 毛様小帯断裂と硝子体脱出のトラブルシューティング
   I.白内障手術における毛様小帯の役割
   II.毛様小帯脆弱の術前診断
   III.毛様小帯脆弱の術中早期発見
  Topics
   毛様小帯脆弱の術前評価
 III 白内障手術の緑内障手術との併用
   I.同時手術の考え方
   II.閉塞隅角における白内障手術のポイント
   III.白内障手術と隅角癒着解離術の同時手術
   IV.白内障手術とトラベクロトミーの同時手術
   V.白内障手術とトラベクレクトミーの同時手術
   VI.術後の悪性緑内障
   VII.術後成績
 IV 眼内レンズ縫着-テクニックと予後
   I.原発閉塞隅角症・原発閉塞隅角緑内障におけるIOL縫着手術の注意点
   II.IOL縫着の適応-縫着が必要かどうかの判断
   III.IOL縫着のテクニック
   IV.IOL縫着の成績

和文索引
欧文・数字索引

商品詳細

著者 シリーズ編集:吉村 長久/後藤 浩/谷原 秀信/天野 史郎 編集:澤口 昭一/谷原 秀信
出版社 医学書院
発刊年 2014年4月
ISBN 978-4-260-01959-0
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