てんかん診療 はじめの一歩 ―シンプル処方のすすめ
 
                                            販売価格: 3,300円(税込)
商品詳細
てんかんの臨床家を目指す若手医師に向けて,「子どものてんかん」をライフワークにする著者が,その診断・治療と日常管理に関する知識と考え方を,親しみやすい文体でわかりやすく解説します.医師は,やがて大人になる子どもたちが,社会に飛び立つ前に何をすべきでしょうか? その答えは,この本の中に.さあ,はじめの一歩を踏み出しましょう.
【目次】プロローグ 小児神経科医のお仕事
 
 第1章 はじめの一歩の質問集
   1 治りますか?
   2 救急車呼びますか?
   3 発作のときどうしたらいい?
   4 どこが違うの? ひきつけ、けいれん、てんかん
     コラム Epiじゃなくて、けいれんでしょ
   5 発作のとき、口に何か入れますか?
   6 薬を飲むと治るんですか?
     コラム 過去・現在・未来の質問を受けて
 第2章 てんかんは診断学が決め手
   1 てんかんは「ひとつの病気」ではない
   2 正しく分類できると、正しく治療できる
     コラム 遠くから受診される患者さん
   3 脳全体の発作か、脳の一部分の発作か
   4 「黙って坐ればぴたりと当たる」なんてことはない
   5 発作を観察しよう
     コラム 新米医師 お母さんたちの観察力に驚嘆
   6 てんかん発作は「陽性症状」を探せ
   7 発作型診断のピットフォール
   8 発作症候を時系列でとらえる
   9 「いつ」、「何をしているとき」発作は起きるか
   10 脳波は重要、されど過信せず
   11 見過ごされるてんかん発作
   12 初回の発作はてんかんか
   13 2回目の発作はいつ出現するのか
     コラム てんかんと頭痛
 第3章 発作の増加要因は何か
   1 発作の誘発因子を知る
   2 よく眠るのも治療のうち
   3 テオフィリン関連けいれん
   4 抗ヒスタミン薬による誘発
     コラム 薬剤誘発 昔話では片づけられぬ
   5 抗てんかん薬による発作の増悪
   6 光刺激で誘発される発作
   7 胃腸炎で出現する発作
 第4章 日常生活を指導する
   1 プールに入ってもいいですか
     コラム てんかんの消失
   2 暑い時期、汗は出てますか
   3 薬を吐いてしまったとき
     コラム てんかんの子どもの予防接種に慎重だった時代
   4 予防接種で発作は増えるか
     コラム Dravet先生に日本酒を勧めた夜
   5 予防接種は「注意」して実施
   6 子どもの細菌性髄膜炎が減っている
     コラム 「知らぬがゆえの不安」という障壁
 第5章 シンプル処方でいこう
   1 シンプル処方で薬剤数を減らす
   2 シンプル処方のタイムリミットを考える
   3 シンプル処方の用量は十分に
   4 苦しまぎれの合理的併用
   5 やっかいな相互作用
     コラム 是非、この薬でお願いします
 第6章 薬物治療のヒント
   1 初回発作で治療を開始するか
   2 新規抗てんかん薬を使いこなす
   3 新規抗てんかん薬の単剤治療
     コラム 薬の副作用が気になります
   4 薬疹は予測できるか
   5 抗てんかん薬による体重変化
   6 妊娠女性への抗てんかん薬治療
   7 妊娠女性へのバルプロ酸という悩ましき問題
   8 社会に飛び立つ前に「妊娠を予想した治療計画」を立てる
 第7章 てんかん外科で完治を目指せ
   1 治療期間のタイムリミットを考える
   2 てんかん外科手術の適応
     コラム てんかん外科に慎重だった頃を自省する
   3 社会に飛び立つ前に発作を止めたい
   4 包括的てんかんセンターにおける小児神経科医の役割
   5 てんかんはチームで診療
     コラム 患者さんからの「フォロー」に応えたい
 
 エピローグ 社会に飛び立つ前に治療方針を決める
 
 
 索 引
商品詳細
| 著者 | 榎日出夫 | 
|---|---|
| 出版社 | 中外医学社 | 
| 発刊年 | 2016年05月 | 
| ISBN | 978-4-498-22860-3 | 

 
                                                                     
                                                            
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