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縦隔腫瘍・胸膜腫瘍(第2版)【腫瘍病理鑑別診断アトラス】

縦隔腫瘍・胸膜腫瘍(第2版)【腫瘍病理鑑別診断アトラス】

販売価格: 17,600円(税込)

商品詳細

腫瘍病理鑑別診断アトラスシリーズ「縦隔腫瘍・胸膜腫瘍」,待望の第2版.2014年の初版発行から8年,2021年にはWHO分類第5版が刊行され,当該領域の臨床・病理を取り巻く環境は日々変化している.そうした状況を踏まえて,胸部腫瘍病理のエキスパートたちが精選した病理写真とともに,定義や概念,診断上の要点を解説した.縦隔腫瘍・胸膜腫瘍病理診断の標準化を図りつつ鑑別ポイントをも網羅し,さらに,臨床との連携では欠かせないX線所見のみかたや治療法も解説した.希少症例が多い縦隔・胸膜領域の病理診断において即戦力となる.

【目次】

[縦隔腫瘍]
第1部 検鏡前の確認事項
 I.縦隔腫瘍-WHO分類 第5版(2021)のコンセプト
 II.病理標本の扱い方:検体の取扱い 

第2部 組織型と診断の実際
 I.胸腺上皮性腫瘍
  1.胸腺腫
  (1)A型(異型A型を含む),B型,AB型,B1型,B2型,B3型胸腺腫
  (2)リンパ性間質を伴う小結節性胸腺腫,化生性胸腺腫,脂肪線維腺腫,いわゆる顕微鏡的胸腺腫といわゆる硬化性胸腺腫
  2.胸腺癌
  (1)扁平上皮癌 
  (2)類基底癌 
  (3)リンパ上皮癌
  (4)NUT癌
  (5)明細胞癌 
  (6)低異型度乳頭状腺癌 
  (7)粘表皮癌
  (8)腺様嚢胞癌様胸腺癌
  (9)腸型腺癌 
  (10)腺癌,NOS 
  (11)腺扁平上皮癌 
  (12)肉腫様癌
  (13)未分化癌 
 II.胸腺神経内分泌腫瘍
 III.胚細胞腫瘍
 IV.血液・リンパ増殖性病変
 IV.神経原性腫瘍
 V.胸腺および縦隔の軟部腫瘍
 VI.転移性腫瘍
 VII.腫瘍様病変,過誤腫
  1.嚢胞性病変
  2.増殖性病変(胸腺過形成・異所性過誤腫性胸腺腫)
  3.異所性甲状腺・異所性副甲状腺病変

第3部 鑑別ポイント
 I.生検標本の診断
 II.胸腺腫の浸潤の評価(臨床との応用) 
 III.B3型胸腺腫と胸腺癌の鑑別
 IV.混合型胸腺上皮性腫瘍の診断
 V.嚢胞性病変の鑑別診断

第4部 臨床との連携
 I.術前診断
 II.臨床病態
 III.治療
 IV.病理診断報告書の記載

[胸膜腫瘍]
第1部 検鏡前の確認事項
 I.中皮腫瘍取扱い規約とWHO分類 第5版(2021)のコンセプト
 II.病理標本の扱い方
  1.胸膜生検, 細胞診セルブロック
  2.手術材料の取扱い 

第2部 組織型と診断の実際 
 I.中皮細胞腫瘍
  1.良性腫瘍と前浸潤性病変
  (1)アデノマトイド腫瘍
  (2)高分化乳頭状中皮腫瘍
  (3)Mesothelioma in situ(前浸潤性中皮腫)
  2.悪性腫瘍
  (1)びまん性中皮腫(上皮型, 肉腫型(線維形成性を含む), 二相型) 
  (2)局在型中皮腫 
 II.リンパ腫
  1.原発性体腔液リンパ腫
  2.慢性炎症関連びまん性大細胞型B細胞リンパ腫
 III.転移性腫瘍 
 IV.非上皮性腫瘍
 V.腫瘍様病変

第3部 鑑別ポイント
 I.反応性中皮増殖と中皮腫の鑑別
 II.中皮腫と肺癌の胸膜浸潤との鑑別 

第4部 臨床との連携
 I.中皮腫の画像所見
 II.細胞診の有用性
 III.中皮腫の治療
 IV.病理診断報告書の記載
  1.生検検体
  2.手術検体

索引

商品詳細

著者 松野吉宏(北海道大学教授) 鍋島一樹(福岡大学教授)
出版社 文光堂
発刊年 2022年04月
ISBN 978-4-8306-2260-1
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