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胃癌(第2版)

胃癌(第2版)

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商品詳細

初版の刊行以後,胃癌取扱い規約第14版, WHO分類第4版の出版をはじめ,TOGA studyに基づく胃癌分子標的治療やHER2コンパニオン診断の登場,分子機序による胃癌分類も発表されている.さらに,低悪性度胃癌,腺腫,間葉系腫瘍でも新たな概念が提唱されている.本改訂では,このような変化,進歩を背景に,多くの病理医が今後のゲノム病理学の動向も視野に入れながら,今一度,概念をとらえ返し胃癌診断に向き合えるよう稿を改めた.

【目次】

第1部 検鏡前の確認事項
I.胃癌取扱い規約のコンセプト:国際分類との違い
 1.胃癌取扱い規約の歴史と第14版の改訂について
 2.胃癌取扱い規約の作成コンセプト
 3.胃癌取扱い規約の構成
 4.生検組織診断のためのグループ分類
 5.国際分類との違い
 6.胃癌取扱い規約の問題点
 7.癌取扱い規約統一について
II.発癌メカニズムUpdate
 1.ゲノムからみた胃癌の分子病理学的分類
 2.胃癌ゲノムの理解のための基礎となる概念および発癌メカニズムとの関連
 3.遺伝性胃癌
 4.治療への展開
III.病理標本の取り扱い方
 1.肉眼観察
 2.マクロ写真撮影
 3.固定
 4.切り出し
IV.肉眼診断
 1.肉眼診断のために必要な観察項目と所見
 2.組織型別の肉眼的特徴
 3.肉眼診断過程
第2部 組織型と診断の実際
I.良性腫瘍
 1.管状腺腫(腸型・胃型)
II.悪性腫瘍:一般型
 1.乳頭腺癌
 2.高分化管状腺癌
 3.中分化管状腺癌
 4.低分化腺癌
 5.印環細胞癌
 6.粘液癌
III.悪性腫瘍:特殊型
 1.カルチノイド腫瘍,内分泌細胞癌
 2.リンパ球浸潤癌
 3.AFP産生胃癌
 4.扁平上皮癌・腺扁平上皮癌
 5.その他の癌(絨毛癌・未分化癌)
IV.臨床的に特徴的な癌
 1.胃底腺型胃癌
 2.低異型度の分化型癌
 3.linitisplastica型胃癌
 4.残胃癌
 5.食道胃接合部腺癌
V.非上皮性腫瘍(間葉系腫瘍)
 1.胃消化管間質腫瘍(GIST)
 2.GIST以外の代表的非上皮性腫瘍
 3.腫瘍様病変
VI.蔓状線維粘液腫ならびに稀な間葉系腫瘍など
 1.plexiform angiomyxoid myofibroblastic tumor(plexiform fibromyxoma)
 2.カポジ肉腫
 3.滑膜肉腫
 4.明細胞肉腫
VII.胃リンパ腫
 1.定義と分類
 2.MALTリンパ腫
 3.MALTリンパ腫の除菌反応性と組織像
 4.MALTリンパ腫の除菌後の評価
 5.びまん性大細胞型B 細胞性リンパ腫
 6.Burkittリンパ腫および関連疾患
 7.濾胞性リンパ腫
 8.マントル細胞リンパ腫
 9.形質細胞性リンパ腫
 10.T/NK細胞性リンパ腫
VIII.リンパ腫様胃症
 1.概要
 2.疫学・臨床病態
 3.発症部位
 4.肉眼像
 5.組織像
IX.転移性腫瘍
 1.概念・定義
 2.原発巣,頻度,臨床病理学的特徴
 3.画像・肉眼所見
 4.主な転移性胃腫瘍の特徴
 5.転移性胃腫瘍の病理診断
 6.転移性胃腫瘍の病理診断の実際
X.腫瘍様病変
 1.非腫瘍性胃ポリープ
 2.その他の疾患
XI.消化管ポリポーシスに伴う胃病変
 1.家族性大腸腺腫症
 2.Peutz-Jeghers症候群
 3.若年性ポリポーシス
 4.Cowden病/<i>PTEN</i>過誤腫症候群
 5.Cronkhite-Canada症候群
第3部 鑑別ポイント
I.内視鏡切除検体の組織診断─深達度,脈管侵襲,切除断端の判定を中心に
 1.胃癌治療ガイドライン第4版による内視鏡治療の適応基準からみた病理診断の重要点
 2.内視鏡切除材料の取り扱い〜検鏡まで
 3.内視鏡切除検体の組織学的評価
II.生検
 1.胃生検組織診断分類(Group分類)のコンセプト
  1.胃生検組織診断基準(Group分類)のはじまり
  2.Group分類の変遷
  3.Vienna分類(国際コンセンサス分類)の提唱
  4.Group分類の運用と問題点
  5.改訂された胃生検組織診断分類(Group分類)
  6.胃生検組織診断分類(Group分類)の問題点
 2.診断の難しい生検検体の判定方法
  1.炎症性異型か腫瘍性異型かの判定が難しい検体
  2.癌の判定が難しい検体
  3.標本が原因で診断が難しい検体
  4.癌と間違えやすい生検検体
III.腹腔細胞診の判定
 1.腹膜播種の成立機序
 2.臨床病理学的特徴
 3.腹腔細胞診の実施方法
 4.判定と結果の記載方法
 5.腹腔細胞診の細胞像
 6.鑑別診断のポイント
 7.鑑別のための手法
第4部 臨床との連携
I.薬物・放射線療法の組織学的判定
 1.組織学的な効果判定の実際と問題点
II.レポートの記載
 1.生検標本
 2.内視鏡切除標本・手術切除標本
 3.術中迅速検体
III.コンパニオン診断─HER2テスト関連
 1.HER2テストの判定アルゴリズム
 2.HER2テストのための病理検体品質管理
 3.病理の精度保証について
索引

商品詳細

著者 深山正久(東京大学教授) /大倉康男(杏林大学教授)
出版社 文光堂
発刊年 2015年10月
ISBN 978-4-8306-2248-9
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