本書は,2002年6月刊行以来4刷を重ねた第1版の全面改訂版である。第1版同様,脳神経疾患分野における現時点でのエビデンスをまとめ,科学的根拠に基づいた,日常の診断・治療に役立つ情報を提供することを目的としている。特に第1版と比べた特長・相違点は以下の通りである。
1)各学会から発表されているガイドラインとの関係で,臨床医が当然知っておかなければならない,患者に推奨・勧告すべき治療法などについては,「エビデンスレベル」「勧告グレード」を可能な限り本文中に明記した。
2)17の新規項目(疾患)を追加して,内容をより充実させた。
3)各項目の冒頭にSummaryの囲み記事を設け,文字通りの要約や,特に重要な点を箇条書きにまとめた。