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抗血栓薬クリニカルクエスチョン100 (改訂第2版)

抗血栓薬クリニカルクエスチョン100 (改訂第2版)

販売価格: 4,180円(税込)

商品詳細

本書では,抗血小板・抗凝固薬の使い方を,実際に臨床で遭遇するクリニカルクエスチョンをあげ,その疑問・質問に答えるQ&A形式で適正な医療を行える指針となることを目的に編集.神経内科,循環器内科,脳神経外科のエキスパートが,その専門分野のノウハウを駆使して一人の患者さまに最善の治療を行えるよう,注意すべき点,その使い方のコツとピットフォールをあますところなく解説.循環器疾患,脳卒中診療に携わる医師,開業医・一般内科医等必携の書.2013年の初版以降登場した新薬,中和薬,新たなエビデンスを反映した待望の改訂版.

【目次】

改訂第2版 監修の序
改訂第2版 編集の序

Chapter I  総 論
  Q1 血液凝固のしくみはどうなっているのですか?
  Q2 抗血栓薬にはどのような種類がありますか?
  Q3 抗血小板薬にはどのような種類がありますか?
  Q4 新しい抗血小板薬について教えてください
  Q5 抗凝固薬にはどのような種類がありますか?
  Q6 血栓が生じる際には,どのような要因が関与しているのですか?
  Q7 できてしまった血栓が溶ける仕組みはどうなっているのですか?

Chapter II  脳卒中
  Q8 MRIで無症候性脳梗塞を指摘されました.抗血栓療法は必要ですか?
  Q9 頭部MRI・MRAで脳動脈の狭窄が見つかった場合や頚動脈エコーで頚動脈の狭窄が見つかった場合,
    抗血栓療法はどうすべきですか?
 Q10 脳梗塞・TIAの既往があります.抗血栓薬による再発予防はどのようにすればよいですか?
 Q11 頚動脈ステント留置術(CAS)後や頚動脈内膜剥離術(CEA)後の抗血栓療法はどのようにすれば
    よいですか?

Chapter III  虚血性心疾患
 Q12 虚血性心疾患の既往があります.抗血栓薬はどのように用いればよいですか?
 Q13 冠動脈造影で狭窄を指摘されましたが,カテーテル治療は行っていません.抗血栓療法は
    どのようにすればよいですか?
 Q14 安定虚血性心疾患に対して冠動脈ステント治療を受けた症例では,抗血栓療法はどのようにすれば
    よいですか?
 Q15 ステントを留置しない経皮的冠動脈インターベンション(PCI)の場合も,治療後の抗血小板療法は
    ステント治療と同じなのでしょうか?
 Q16 PCI治療前の抗血小板薬の標準的な投与方法は?
 Q17 PCI治療中にはどのような抗凝固療法が行われているのですか?
 Q18 虚血性心疾患の一次予防のために抗血栓療法は必要ですか?

Chapter IV  末梢動脈疾患
 Q19 下肢末梢動脈疾患(PAD)があります.抗血栓薬は使用したほうがよいのでしょうか?
 Q20 下肢動脈疾患に使用する抗血小板薬にはどのようなものがありますか.特徴等について教えてください.
 Q21 下肢動脈にカテーテル治療を受けた患者では,抗血栓療法はどのようにすればよいですか?
 Q22 下肢動脈に薬剤溶出性ステントを留置した患者では,抗血栓療法をどのようにすればよいですか?
 Q23 末梢動脈疾患のために抗血小板薬内服中の場合,内視鏡検査,内視鏡処置,内視鏡治療時の対応は
    どのようにすべきでしょうか?

Chapter V  集中治療・心不全管理
 Q24 大動脈内バルーンパンピング(IABP)を留置しCCUで管理されている患者では,どのような抗凝固療法が
    行われているのですか?
 Q25 経皮的人工心肺補助装置(PCPS)を挿入中の患者では,どのような抗凝固療法が行われているのですか?
 Q26 補助人工心臓(LVAD)植え込み後の患者では,どのような抗血栓療法が行われているのですか?
 Q27 心不全で利尿薬や強心薬を持続点滴治療中の患者では,抗凝固療法を行ったほうがよいですか?
 Q28 洞調律の低左室機能の患者において,心原性塞栓症予防のために長期の抗凝固療法が必要となることは
    あるのでしょうか?

Chapter VI  心房細動
 Q29 心房細動患者の塞栓症リスクはどのように評価すべきですか?
 Q30 心房細動患者の抗凝固療法に伴う出血リスクはどのように評価すべきですか?
 Q31 発作性心房細動でも抗凝固療法は必要ですか?
 Q32 心房細動に対するカテーテルアブレーションの後,抗凝固療法は終了できますか?
 Q33 アスピリンなどの抗血小板薬にも,心房細動の血栓塞栓症予防効果はあるのですか?

Chapter VII  心臓血管外科術後
 Q34 弁置換後の抗凝固療法はどうすべきですか?
 Q35 大動脈人工血管置換術後の抗血栓療法はどのようにすべきですか?

Chapter VIII  深部静脈血栓症・肺塞栓症
 Q36 下肢深部静脈血栓症予防のための抗血栓療法はどのようにすべきですか?
 Q37 下肢静脈エコーで深部静脈血栓が見つかりました.どう対応すればよいでしょうか?
 Q38 急性肺塞栓症の抗凝固療法の方法は?
 Q39 急性肺塞栓症で血栓溶解治療の追加が必要なのはどんなときでしょうか?

Chapter IX  副作用
 Q40 抗血小板薬の副作用には,どのようなものがありますか?
 Q41 抗凝固薬の副作用には,どのようなものがありますか?
 Q42 抗血小板薬の出血助長効果はどれくらいあるのですか?
 Q43 抗血栓療法中の消化管出血時の対応はどのようにすべきですか?
 Q44 アスピリン内服中の上部消化管潰瘍の危険性はどの程度ですか?
 Q45 抗血栓薬内服中の脳出血時の対応はどのようにすべきですか?
 Q46 HITとはどのような病態ですか?
 Q47 HITはどのようなときに疑い,どのように診断すればよいですか?
 Q48 HITの治療はどのように行えばよいですか?
 Q49 HITの既往があるが,PCIや人工心肺を使用した手術を行う必要がある場合,どうすべきですか?

Chapter X  抗血栓薬併用
 Q50 どのような脳梗塞の場合に抗血小板薬を2剤使用しますか?
 Q51 冠動脈疾患に対して,どのような場合に抗血小板薬を2剤使えばよいでしょうか?
 Q52 抗血小板薬を2剤にすると,出血助長効果はどのようになりますか?
 Q53 冠動脈疾患と心房細動の合併例では,どうすべきですか?
 Q54 頚動脈狭窄や脳動脈狭窄と心房細動の合併例では,抗血小板薬と抗凝固薬をどう使うべきですか?

Chapter Ⅺ  外科処置時の対応
 Q55 抗血栓薬休薬による脳梗塞発症の高リスク群とは?
 Q56 ステント血栓症とは何ですか?
 Q57 ステントの種類により,ステント血栓症のリスクに差はありますか?
 Q58 薬剤溶出性ステント(DES)留置後の患者が手術や消化管内視鏡検査を受ける際,抗血小板薬を中止しても
    よいですか?その場合,ステント血栓症(ST)の予防にヘパリンは必要ですか?
 Q59 歯科処置の際には抗血栓薬を中断しないといけないのですか?
 Q60 外科治療のために休薬が必要なときの主な薬剤の休薬期間を教えてください.
 Q61 ヘパリン置換の方法を教えてください.
 Q62 抗血栓薬内服中の内視鏡検査・内視鏡処置・内視鏡治療時の対応は,どのようにすべきですか?

Chapter Ⅻ  脳梗塞急性期
 Q63 脳梗塞急性期の抗血栓薬はどのように選択すべきですか?
 Q64 脳梗塞急性期の抗血小板薬はどのように開始すべきですか?
 Q65 脳梗塞急性期の抗凝固薬はどのように開始すべきですか?
 Q66 アテローム血栓性脳梗塞急性期の抗血栓療法は,どのようにすべきですか?
 Q67 ラクナ梗塞急性期の抗血栓療法は,どのようにすべきですか?
 Q68 脳動脈解離による脳梗塞の抗血栓療法はどのようにすべきですか?
 Q69 奇異性脳塞栓症の診断と抗血栓療法はどのようにすべきですか?
 Q70 大動脈弓部複合粥腫病変がある場合の抗血栓療法はどのようにすべきですか?
 Q71 感染性心内膜炎による脳梗塞に対する抗凝固療法はどのようにすべきですか?

Chapter XIII  急性冠症候群
 Q72 急性心筋梗塞における急性期の抗血栓療法はどのようにすべきですか?
 Q73 クロピドグレルとチクロピジンには効果の違いはありますか?
 Q74 緊急ステント植え込み術後,ヘパリンの投与はいつまで必要ですか?
 Q75 急性冠症候群で緊急ステント植え込み術を行った場合,その後の2剤併用抗血小板薬療法(DAPT)の期間は
    慢性冠動脈疾患でのステント植え込み術後と同じでしょうか?
 Q76 冠攣縮による急性冠症候群の場合,抗血栓療法は必要ですか?

Chapter XIV 大動脈解離
 Q77 急性大動脈解離を発症した場合には,以前から内服している抗血栓薬は中止すべきでしょうか?
 Q78 大動脈瘤内の壁在血栓に対する抗血栓療法は必要ですか?

Chapter XV 患者背景
 Q79 妊娠女性に対する抗血栓療法はどのようにすべきですか?
 Q80 高齢者に対する抗血栓療法はどのように考えるべきですか?
 Q81 透析患者の抗血栓薬はどのように用いるべきですか?

Chapter XVI  ワルファリン
 Q82 ワルファリンの導入時のコツを教えてください.
 Q83 ワルファリン維持期の調整のコツを教えてください.
 Q84 ワルファリン調整の指標は,PT-INR値以外ではだめですか?
 Q85 TTRって何ですか?
 Q86 ワルファリンとの併用に注意すべき薬剤は何がありますか?
 Q87 ワルファリンと抗血小板薬を併用中の場合,内視鏡時の対応はどのようにすべきですか?
 Q88 ワルファリン内服中に手術を行う場合はどのようにするべきですか?
 Q89 ワルファリンと抗血小板薬を併用中の場合,出血性合併症の危険性はどの程度高くなりますか?
 Q90 ワルファリン内服中の脳出血を回避するためには,どのような注意が必要ですか?

Chapter XVII  直接経口抗凝固薬(direct oral anticoagulants:DOACs)
 Q91 直接経口抗凝固薬の特徴について教えてください.
 Q92 心房細動に対する直接経口抗凝固薬の臨床試験の結果について教えてください.
 Q93 直接経口抗凝固薬の使い分けのポイントは何ですか?
 Q94 直接経口抗凝固薬投与時の腎機能評価は,Ccrですか?eGFRですか?
 Q95 ワルファリンから直接経口抗凝固薬に,直接経口抗凝固薬からワルファリンに変更する際の注意点を
    教えてください.
 Q96 直接経口抗凝固薬内服中に抜歯や手術を行う場合はどのようにすべきですか?
 Q97 直接経口抗凝固薬のモニタリングは可能ですか?
 Q98 直接経口抗凝固薬内服中のrt-PA投与は可能ですか?
 Q99 直接経口抗凝固薬の出血リスクは,ワルファリンと比べてどうですか?
Q100 非弁膜症性心房細動以外の病態に対する直接経口抗凝固薬の適応はないのですか?

付録
 ●主な臨床研究
 ●主な略語
 ●主な抗血栓薬

索引

Column
 MRIで脳梗塞や狭窄がみつかったときの抗血栓療法の考え方
 無症候性頚動脈狭窄に対するステント留置術,内膜剥離術
 冠動脈バイパス手術(CABG)後の症例
 CHADS2スコア
 VKORC1遺伝子多型のワルファリン感受性への影響
 腎障害の評価方法
 直接経口抗凝固薬内服中の抗潰瘍薬の必要性

商品詳細

著者 幸原 伸夫 【監修】
出版社 診断と治療社
発刊年 2017年12月
ISBN 978-4-7878-2311-3
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