眼底疾患の臨床における世界随一の施設、Manhattan Eye, Ear, and Throat Hospital のYannuzzi 教授が編纂した従来の眼底図譜とは全く異なる、驚くべきカラーアトラスが誕生した。超広角の眼底写真によりあらゆる疾患を網羅する。 同じ眼底がカラー、蛍光造影、OCT、自発蛍光と多面的に提示されることで疾患の解釈が深まる。加齢黄班変性にもっとも力をいれている。 本書附属のExpert ConsultからWeb上で書籍全文の閲覧、検索、画像ダウンロードが可能となっている。
(某先生による紹介文)
この本は従来とはまったく違う眼底図譜で、しかもとびきり楽しい。
超広角の眼底写真が多用されているのが目新しい。多くの眼底疾患では後極部だけではなく、周辺部まで見る事で情報量がぐっと増える。本書では超広角写真の威力が具体的に示されている。
自発蛍光(Auto Fluorescence)と光干渉断層計(OCT)も頻繁に出てくる。同じ眼底が、カラー、蛍光造影、OCT、それに自発蛍光と多面的に提示されていることで疾患の解釈がぐっと深まってくる。
扱う疾患数が多い事も本書の特徴で、平均すると1頁に6枚の図がでている。加齢黄斑変性(AMD)にもっとも力が入っているが、『扱っていない疾患はない』といえるほど内容が豊富であり、高安病まで出ている。
同じ眼底疾患でも軽症から重症まであり、その幅が広い。糖尿病網膜症はもちろん、Eales病やCoats病でも多数の症例が出ているのがありがたい。
眼底疾患は実際に診た事が無いと診断が難しい。本書に提示された症例を一覧するだけで、何十年もの臨床経験に匹敵する情報を与えてくれる。文章は簡潔で、わかりやすい英語で書かれている。
このように素晴らしく時代にふさわしい本がでたことを素直に喜びたい。
(抜粋)